部材の強度検討 (吊ボルト、接合ボルト、PL、GPL、アンカーボルトピッチ、壁面取付材の検討)

設計基準は、建築基準法、日本建築センター、日本建築学会の基準による。

1吊ボルト・接合ボルト・PL、GPLの検討

強度検討図
 吊材の検討(短期にて検討する)
  ※必要なデータを入力し検討ボタンをクリックしてください。

 ─ 荷重条件の入力 ─

 ・A荷重:(kg) ・B荷重:(kg)
 ・A部材:H:×B:×t1:×t2: (例:H250X125X6X9)
 ・B部材:H:×B:×t1:×t2: (例:[150X75X6.5X10)
  ※B材にL型を使う場合は、t2を未入力するか0を入力してください。
 ・使用する吊ボルト(丸鋼)の直径:Φ (mm)
 ・使用する接合ボルトサイズ:
 ・プレートの厚み(PL、GPL):t=(mm)
 ・アンカーボルトピッチ:リットル =(mm)
 ・B材の長さ:L=(mm)
 ─ 入力はここまで ─  

 ・作用荷重 W:A荷重+B荷重=+=(kg)
  SS400:短期許容引張応力:2400(kg/cm2)
 ・動荷重 W = 2※1 × W = 2×=(kg)※1動荷重係数
 ・設計用水平地震力(FH) 《水平震度係数:Kh=1.0 》
  FH = Kh・W = 1×=(kg)
 ・設計用鉛直地震力(Fv) 《鉛直震度係数:Kv=1/2・Kh=0.5 》
  Fv = Kv・W = 1/2×1×=(kg)
 ・短期荷重(W’) W’= W + Fv =+=(kg)
吊ボルト強度検討図
1) 吊ボルト強度検討(ネジ部含む)
 ・使用吊ボルト(丸鋼) Φ(mm)
 ・ネジ部谷径 (d)  d =Φ(mm)、断面積(A)=(mm2)
 ・作用引張応力(σ)
  σ = W’/A =/=(kg/cm2)
  σ = < 2400
2) 接合ボルト検討
 ・使用ボルト (F10T) 2本  許容剪断力(1本) kg(1面摩擦)
 ・作用剪断力 Q(ボルト1本当り)
  Q = W/2(本) = /2=(kg)
  Q = > (F10T、、Q lim)
  
3) PL、GPL、検討
 ・厚み t =(mm)
 ・断面積(A):厚み×巾 = (cm)×巾 (cm)
 ・部材: SS400
 ・部材に作用する応力 (σ)
  σ = W’/A < 2400(kg/cm2、σ lim)
  W’/σ lim < A
  /2400=<A
  <×巾
   巾 >/=(cm)
  ∴PL tmmの場合は、巾mm以上必要です。
PL、GPL検討図

2壁面取付材(受材)・アンカーボルトピッチの検討

 
 壁面取付材の検討(短期にて検討する)
 ─ 荷重条件 ─
 ・作用荷重─A荷重:(kg)+B荷重:(kg)=(kg)
 ・部材:SS400
  短期許容引張応力:2400(kg/cm2)
 ・動荷重 W = 2※1 × W = 2×=(kg) ※1動荷重係数
 ・設計用水平地震力(FH)
  FH = KH・W (KH:水平震度) = 1×=(kg)
 ・設計用鉛直地震力(Fv)
  Fv = Kv・W (Kv:1/2・KH) = 1/2×1×=(kg)
 ・短期荷重(W’) W’= W + Fv =+=(kg)
壁面取付材の検討図
1) アンカーボルトピッチの検討
  (ボルトは、SS400使用と仮定:短期許容剪断応力 1350(kg/cm2))
 ・アンカーボルトピッチ( リットル ) : リットル = mmと仮定すると
 ・アンカーボルト本数(n) : n = L/リットル = /=(本)
 ・アンカーボルト(1本)剪断力(Q)
  Q = W’/n = /(本)=(kg)
 ・アンカーボルト剪断応力(τ)
  τ = Q/A < 1350 (A:π(d/2)2 谷径断面積、d:ネジ谷径)
  Q/1350 < A
  /1350= < A
   < π(d/2)2
   < d
  ∴Φ(mm)以上の谷径が必要です。
2) B材:×××の検討
 ・作用荷重─B材に受ける荷重:(kg)
 ・動荷重 W = 2※1×W=2×=(kg) ※1動荷重係数
 ・短期荷重(W’1) W’1=W1+Fv’1=+(1/2×=(kg)
 

 @ 溶接の場合
  B材:×××は、鋼鈑材として検討する。
  また、A材とB材は溶接により剛接合として計算する。
  B材に剪断面を生ずると考える。
 ・SS400 許容剪断力(短期)1350(kg/cm2)
 ・B材は連続であるのでB材歯先端より90°角分の剪断面により
  荷重を負担するものとする。
  剪断面積(A)
  A = (cm)×(cm)=(cm2)
 ・剪断応力(τ)
  τ1 = W’1/A = /=(kg/cm2)
  τ1 = < 1350 (SS400 τlim)
B材の検討図 溶接の場合

 A ボルト止めによるピン接合の場合
 ・支持断面積(A)
  A = ×=(cm2)
 ・支持断面係数(z)
  z = b・h2/6 = ×2/6=(cm2)
 ・作用曲げモーメント
  B材ゲージラインに荷重が作用すると
 ・曲げモーメント(M)
  M = W’1×=×=(kg/cm)
 ・曲げ応力(σ)
  M/z = /=(kg/cm2)
  σ = < 2400 (SS400 σlim)
B材の検討図 ボルト止めの場合
※部材の判定結果及び計算結果は参考値とします。
 設計仕様書・計算書などの書類に転記・記載する場合は、力学図書等で確認してください。
 ご利用による損害が発生しても責任は一切負いかねます。数値の取り扱いは自己責任でお願いします。