騒音・振動の計算

項目

1 騒音の距離減衰量の計算式

騒音の距離減衰量の計算 (フォーム入力式計算)

2 振動の距離減衰量の計算式

振動の距離減衰量の計算 (フォーム入力式計算)

3 振動の伝わり方 (表面波と実体波)


1 騒音の距離減衰量の計算式

  Nl=sl-20log(pd/bd)

Nl (dB) 騒音発生源(noise source)からpd(m)の距離における振動レベル(予測値dB)
sl (dB) 騒音発生源(noise source)からdp(m)の距離における振動レベル(実測値dB)
bd (m) 基準距離(base distance) (発生源から、1m)
pd (m) 予測距離(prediction distance)

騒音の距離減衰量の計算

操作方法 : 以下のフォームに入力し 計算 ボタンをクリックします。

 ・ 発生源のレベル値を入力 : dB

 ・ 発生源からの距離を入力 : m

 

計算結果 : Nl = dB

入力は、半角数字で入力してください。半角数字以外の字を入力すると「NaN」と表示されます。
NaN : Not a Number
計算結果は理論値です。 実際の距離減衰量は発生源の設置状況や地盤の状況等、さまざまな要因で変化します。

2 振動の距離減衰量の計算式

  Vl=ol-20log(pd/bd)ga-8.68g(pd-bd)

Vl (dB) 振動発生源(vibration source)からpd(m)の距離における振動レベル(予測値dB)
ol (dB) 振動発生源(vibration source)からdp(m)の距離における振動レベル(実測値dB)
bd (m) 基準距離(base distance) (発生源から、1m)
pd (m) 予測距離(prediction distance)
ga   幾何減衰(geometric attenuation)定数 (表面波:0.5)
g   地盤減衰定数(ground attenuation) (粘土:0.01〜0.02、シルト:0.02〜0.03)
幾何減衰定数
表面波 0.5
複合波 0.75
実体波 1
地盤減衰定数
粘土 0.01〜0.02(粒径:1/256mm以下)
砂・シ ル ト 0.02〜0.03(シルト粒径:1/16mm〜1/256mm)
※シルト(silt)とは、砂より小さく粘土より粗い砕屑物のこと。

振動の距離減衰量の計算

操作方法 : 以下のフォームに入力及び選択し 計算 ボタンをクリックします。

 ・ 発生源のレベル値を入力 : dB

 ・ 発生源からの距離を入力 : m 

 ・ 幾何減衰定数の選択 :

 ・ 地盤減衰定数の選択 :

 

計算結果 : Vl =dB

入力は、半角数字で入力してください。半角数字以外の字を入力すると「NaN」と表示されます。
NaN : Not a Number
計算結果は理論値です。実際の距離減衰量は発生源の設置状況や地盤の状況等、さまざまな要因で変化します。

3 振動の伝わり方

音は空気を媒体として伝わります。振動は地盤を伝わります。振動源で発生した振動は
地表面を伝わる 表面波 と地盤中を伝わる 実体波 として地盤を伝搬します。
表面波には、水平方向に運動するラブ波と鉛直方向に運動するレーリー波があります。
ラブ波よりレーリー波の方が大きく、このレーリー波を表面波と呼んでいます。
実体波は、疎密を繰り返し伝わるP波(縦波)と、進行方向に対して横に揺れるS波(横波)が
あり S波よりもP波の方が早く伝わります。

振動の伝わり方

振動の距離減衰
振動は伝搬中に減衰(距離減衰)します。振動源のエネルギーは、表面波は円周状に
拡散し実体波は球面状に拡散しながら伝播するので振動の大きさは、表面波の方が
減衰が小さく大きな振動となります。

土の内部減衰(土粒子の摩擦による減衰)
砂質地盤に比べて粘性の高い粘土質地盤の方が減衰が大きくなります。

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