フォントプロパティ(文字の単位・サイズを検証)

Webサイトを閲覧するブラウザソフトの仕様による標準フォントの違いによりページが型崩れをしてしまうことがあります。原因は文字の大きさによる崩れです。この記事は、文字サイズの数値を1pxごとに表示を確認したものです。 Windows Macintosh Linuxで使用するFirefox、Safari、Opera、Internet Explorer、Chromeなどの ブラウザのデフォルトフォントサイズは、プロポーショナル(Proportional)、等幅(Monospace)共に 16pxです。一般サイトを参考にしてみるとYahoo! 12p、xmixi 12px、facebook 11px です。 人それぞれ見方が違いますが概ね12px〜16pxの設定になりそうです。



1.現在の表示(font-familyの設定をしています。ブラウザにより表示画面が異なります。)

半角英(小):abcdefgkijklmnopqrstuvwxyz
全角英(小):abcdefgkijklmnopqrstuvwxyz
半角英(大):ABCDEFGKIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
全角英(大):ABCDEFGKIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
半角数:1234567890
全角数:1234567890
半角カナ:アカサタナハマヤラワン
全角カナ:アカサタナハマヤラワン
全角かな:あかさたなはまやらわん
全角漢字:安加左太奈波末也良和无
body {
	font-family: 'メイリオ', Meiryo, 'Lucida Grande', 'ヒラギノ角ゴ ProN W3', 'Hiragino Kaku Gothic ProN', sans-serif;
	font-size: 100%;
}


2.メイリオをサポートしていないブラウザの表示

メイリオをサポートしていないブラウザの表示


3.メイリオをサポートしているブラウザの表示

メイリオをサポートしているブラウザの表示

※サホートしていない表示に比べ英数全角文字が等幅フォントになります。



4.文字幅のずれを検証

文字幅のずれを検証 英数字記号はレイアウトの崩れの原因となります。

※ブラウザの仕様によ文字幅が異なるためレイアウトが崩れてしまいます。
最新のブラウザは一部を除き基準値が統一されレイアウトの崩れは解消傾向にあります。



5.フォントサイズ単位一覧表

10px 10pt 10mm 1ex 1em 1pc 1cm 1in(25.4mm)
10px 10pt 10mm 1ex 1em 1pc 1cm 1in


6.絶対サイズ、h要素、font要素、パーセンテージ、ピクセルの一覧表

絶対サイズ xx-small x-small small medium large x-large xx-large -
h1-h6要素
h6
-
h5

h4

h3

h2

h1

-
font要素 1 - 2 3 4 5 6 7
パーセンテージ 62.5% 75% 81.3% 100% 112.5% 150% 200% 300%
ピクセル 10px 12px 13px 16px 18px 24px 32px 48px


7.フォントサイズ単位別設定数値一覧表

font-size 単位 表示文字(指定)
px % em 文字のstyle
1 6.3 0.06 文字のstyle
2 12.5 0.13 文字のstyle
3 18.8 0.19 文字のstyle
4 25 0.25 文字のstyle
5 31.3 0.31 文字のstyle
6 37.5 0.38 文字のstyle
7 43.8 0.44 文字のstyle
8 50 0.50 文字のstyle
9 56.3 0.56 文字のstyle
10 62.5 0.63 文字のstyle
11 68.8 0.69 文字のstyle
12 75 0.75 文字のstyle
13 81.3 0.81 文字のstyle
14 87.5 0.88 文字のstyle
15 93.8 0.94 文字のstyle
16 100 1 文字のstyle
17 106.3 1.06 文字のstyle
18 112.5 1.13 文字のstyle
19 118.8 1.19 文字のstyle
20 125 1.25 文字のstyle
21 131.3 1.31 文字のstyle
22 137.5 1.38 文字のstyle
23 143.8 1.44 文字のstyle
24 150 1.5 文字のstyle
25 156.3 1.56 文字のstyle
26 162.5 1.63 文字のstyle
27 168.8 1.69 文字のstyle
28 175 1.75 文字のstyle
29 181.3 1.81 文字のstyle
30 187.5 1.88 文字のstyle
31 193.8 1.94 文字のstyle
32 200 2 文字のstyle
48 300 3 文字のstyle
64 400 4 文字のstyle
80 500 5 文字のstyle
96 600 6 文字のstyle
100 625 6.25 文字のstyle


8.親要素プロパティによる子要素の変化

%、emは、相対指定のとき、子要素は、親要素のプロパティによって数値が変化します。階層が深くなる毎に変化します。例えば、親・子要素に80%を指定た場合、80×80=6400/100=64%になり小さくなり、親・子要素に120%を指定した場合は、120×120=14400/100=144%になり大きくなります。親要素の影響を受けたくない場合は、CSS3で導入された単位『rem』を使います。この単位『rem』は、親要素ではなく「ルート要素の文字サイズ」を基準にして文字サイズを指定できる単位です。『rem』とは「root」+「em」という意味です。root要素(html要素)のフォントサイズを継承されるため階層が深くなっても徐々に文字サイズが小さくなったり大きくなったりしません。『rem』をサポートしているブラウザは 、Firefox3.6以上、Chrome、Safari5以上、IE9以上になります。


9.フォントサイズの指定(参考)

例1)基本のフォントサイズを12pxに設定

基本は16pxなので「12÷16=0.75」となり75%(パーセント)となりますので、bodyに75%を設定します。

body {
	font-size: 75%; /*基本サイズは12px*/
}
この設定でh2要素を24pxにする場合は「24÷12 =2.0」となり200%になります。
h2 {
	font-size: 200%; /*基本サイズは12px*/
} 

例2)root(html)の基本フォントサイズを10pxに設定

html{ 
	font-size: 62.5%; /*基本サイズは10px*/
}

body {
	font-size: 1.2rem; /*12px指定*/
	font-size: 12px; /*IE対策*/
}
この設定でh2要素を24pxにする場合
h2{
	font-size: 2.4rem;
	font-size: 24px; /*IE対策*/
}
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