HTML規格

DOCTYPE宣言とDTD宣言

 宣言なし HTML 4.01 XHTML 1.0 XHTML 1.1 HTML 5 XHTML Mobile 1.0(ケータイ)

 DOCTYPE宣言とは、HTML文書のバージョンを文頭に宣言します。文書型宣言で、文書の記述がどの
 バージョンで定義(DTD)されているかを示します。
 DTD宣言とは、HTMLの文書型定義の記述が何かを文頭に宣言します。
 DTD (Document Type Definition) 「文書型定義」の略。DTDの種類は3種類あります。
 文書中に記述することも、外部ファイルに記述したものを指定して利用することもできます。
 SGML*1やXML*2で文書を記述する際、文書に使われるタグや属性が何かを定義します。
 SGMLはDTDに従って作成する必要がありますが、XMLはDTDに従う必要はありません。
 *1 SGML (Standard Generalized Markup Language)「文書記述言語」の略。
    文書やデータのレイアウトや修飾、論理・意味構造を決められたマークによって記述するための
    マークアップ言語*3です。標準化された規格のことを示します。
 *2 XML(Extensible Markup Language)「拡張可能なマーク付け言語」の略。
    文書やデータの意味や構造を決められたマークによって記述するためのマークアップ言語です。
    ユーザが独自のタグを指定できるマークアップメタ言語です。
 *3 マークアップ言語
    特定の文字列(タグ)で文書に情報の意味や構造、装飾などを埋め込んでいく言語のことで文書の
    構造(題名・章・節)にそれぞれマークをつけて、文書情報をデータベースとして利用できるように
    するための言語です。


DTDの種類

 DTD(文書型定義)は、フレーム設定型、厳密型、移行型の3種類あります。

 1)Frameset(フレーム設定用)

  フレーム設定型で、移行型DTDのすべての要素、属性にフレーム用の内容を使用した場合に宣言します。

 2)Strict(厳密型)

  厳密型で、非推奨とされた要素や属性、フレームを使わない場合や、デザインのコントロールを指定する
  ような要素や属性はスタイルシートで指定し、HTMLの文書構造だけを記述する場合に宣言します。

 3)Transitional(移行型)

  移行型で、過渡的措置として厳密型の要素・属性に加えて、非推奨要素や属性を使った場合に宣言します。
  デザイン部分はスタイルシートを使用するように推奨されています。
  このバージョンが一般的に使用されています。フレームには使用できません。


宣言なし

 


HTML 4.01の宣言

 Frameset

 

 Strict

 

 Transitional

 


XHTML 1.0の宣言

 Frameset

 

 Strict

 

 Transitional

 


XHTML 1.1の宣言

 


HTML 5の宣言

 


ケータイHTML3キャリア共通の宣言

 ケータイサイトを作成する場合は、XHTMLを使用します。